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おうれん
Coptis japonica (Ranunculaceae)
きんぽうげ科
日本特産。常緑多年草、草丈10cm、木陰に自生し、早春2月頃根茎から芽を出し、花茎の先端に白い花が咲く。
両性花と雄花があって、一つの花はがく片5〜6枚で皮針形、花弁も同数で、がく片より短く、目立たない。
花は3〜4月に開花。薬用は根茎、切ると断面は橙黄色で、なめると苦い。
福井、鳥取、兵庫、広島で栽培。中国、朝鮮にも渡る。中国には支那黄連という別種がある。
berberine、palmatine、コプチシンがえられる。
『本草和名』、『和名抄』(932)にとりあげられる。以前はかくまぐさ、やまくさと呼ばれている。
貝原益軒の『大和本草』(1708)でもとりあげられる。
香川修庵; 流行性疾患による熱病、熱を伴う下痢、下痢のための食欲不振、流行性結膜炎、ただれ目、中風、
小児鬱熱にもちいる。『一本道薬選』(1729)
下痢止め; 10〜11頃、根茎を取り、ひげ根を除き、日干し。3〜5gを1日量とし、水200ccで1/2に煎じ、服用。
健胃・整腸; 下痢止めと同様に煎じ、食前服用。
結膜炎・ただれ目; 2gを水100ccで煎じ、汁をガーゼに浸し、洗眼。
中風; 三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう、黄連、大黄、オウゴン各2g)を服用。気分が安定し、血圧も下がる。

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